2023年3月30日木曜日

油圧サイド ブレーキ配管

 

どうも。レイです。
今回はブレーキ配管をやっていきます。



2023年2月24日施工







まずは、背面カバーを外します。



この鉄板をはがさないといけないんですが、これを取るにはまず左右のインパネを取る必要があるのですが、インパネを取るにはロールゲージを取らないといけない。ロールゲージを取るにはシートを外さないといけない。シートを取るには四点シートベルトもはずさないといけない。


どんだけ外すんだ。。。



やっとこさ取れました。




そしたらブレーキホースの採寸を取ります。

鉄配管とメッシュホースどちらでやるか迷ったんですが、今回はメッシュホースで行くことにしました。



油圧サイドから1本→3WAYジョイントから左右に2本。
計3本のホースを使います。



ブレーキホースは短すぎてもだめですし、長すぎると取り回しが大変になるのでできるだけぴったりの長さが良いです!これがまた難しい所。






ホースはGOODRIDGEのオールステンのカシメタイプを購入しまいた。

油圧サイドから三又ジョイント 935mm 1本
分岐からキャリパーまで1510mm 2本


他にもアダプターやバンジョーも必要になります。




これはwilwoodのマスターにホースを取り付けるのに使います。
GOODRIDGE P3/8 ステン



こちらはホースを90度向きを変えるのに使います。
GOODRIDGE 90度アダプター ステン



こちらは左右のキャリパーにホースを分岐するのに使います。

ACTIVE 3WAYアダプター ステン



これはキャリパーに付けるためのバンジョーになります。

私はステンの20度にしました。こちらは2つ必要です。






早速配管していきます。

ネジのところには軽くグリスを塗っておきます。




油圧サイドから3WAYジョイントまでが少し長かったけど許容範囲。



左右のキャリパーまではこんな感じ。

運転席側


助手席側




ショックなどに干渉しないように取り付けます。



シリコンホースは保護目的です。



助手席側も同様に。





この、純正サイドのワイヤー取り付け部を外せればよかったんですが、構造的にここを外してしまうと水が浸入する恐れがあったのでこのままにしてあります。

この位置ならショックやアーム系統にも干渉しません。

















あとは、仲間に手伝ってもらってエア抜きを行います。

まずは、マスター本体のエア抜きをします。一度ホースを外してマスター内でループさせてエア抜きを行います。




あとは、ホースをもう一度接続してキャリパーを通常通りエア抜きすればOKです。

一発目が出てくるまで少し時間がかかりますが根気よくレバーを引きましょう。私は引いてませんが。仲間に頑張ってもらいましょう。


あと、その前にレバーの可動部はグリスアップしておいた方がいいです。渋いときがあるので戻りが悪かったりします。







あとは、パッドの当たりを出せばOK

次の日光で早速耐久度テストしなければ!もげたりしたら使い物にならないので。





今回はwilwoodのマスター ボアサイズ0.75を使いましたが、ほかに0.7と0.65?だったかな。全部三種類あります。ボアサイズが大きいほどストロークが少なくなります(オイルを送る量が多い)。乗っている車両と自分のスタイルに合ったサイズを選ぶと良いと思います。

ロードスターは車内が狭いのあんまりストロークが大きい(引きしろが多い)と最後まで引ききれないので一番大きいサイズにしました。今のレバー位置からステアリングの真横付近くらいロックします。


あと、バランスの関係でシフトレバーをすこし伸ばしました。



 































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激うま



2023年3月27日月曜日

リアナックル ツインキャリパー化

 どうも。レイです。


今回はキャリパーを追加でつけるため、NBのリアナックルを買ってきました。めちゃ安いと思ったら錆がすっごいです。北海道から直送されてきました。



2023年2月19日から1週間くらい施工




バックプレートは捨てます。



付けといてもいいかもしれませんが、私は邪魔なので外します。



まずは、ブラストかけて錆と汚れを落とします。



錆がそこそこ頑固で、すこし時間かかりました。

反対側もやっていきます!



完璧には落としてませんが、全部終わったら最後にもっかいやるのでこのくらいでOK


キャリパーの位置を決めます。

といっても大体は前から考えておいたので、キャリパーの位置はここです。キャリパーは前回OHしたNBの物になります。

スカイラインとかの対向とかでもよかったんですが、14インチも履きたかったのであんまり大きいキャリパーだと干渉したりするとだるいので、今回はロードスターの純正キャリパーを採用しました。

これは運転席側なのですが、時計でいうと9時の位置です。


ABSセンサーの出っ張りがあるのでここを削って均します。





次はキャリパーを取り付ける部分作ります。



材料はSS400の厚み10mmの物を使用します。



ナックルの形状に合わせて削って形を整えます。



こんな感じになりました。10mmは削るのかなりしんどい。時間がかかります。



反対側もやっていきます!




穴の位置はしっかり寸法図ってぴったりに開けます。



キャリパーを取り付けてキャリパーブラケットをローターの真ん中に合わせます。ここが一番大事です。ここがずれるとキャリパーがずれます。あと、ローターから少し浮かしておきます。

この時、キャリパーのピストンを出してローターをがっちり嚙ませてあります。


適当な物挟んで浮かしてます(笑)


ここで一回点付けして微調整。

溶接すると引っ張られるのでずれる場合があります。


問題なければここ治具を作ります。



65mmのアングルで作ります。

先ほども言いましたが、溶接はかなり引っ張られるのでなるべく強度のあるもので治具を作ります。


夜に作業するときはバンドソーお勧めです!




穴あけしてナックルに固定します。



あとは、上下を溶接して完成(笑)

見た目はあれですが。強度は結構あると思います。


下のアングルだけ材料足りなくて少し小さめになってしまった。




そしたら本溶接やっていきます。

開先加工をして2,3周します。片方に引っ張られないように片側少しやって、反対少しやってを交互に繰り返します。


TIGで軽くなめたりしたんですが、やらない方がいいかもです。TIGは熱量がすごいのでハブベアリング側が歪むかもです。



位置はそこまでずれなかったのでOKとします。








同様に反対側も治具を作って溶接していきます。





冷めるまでこのまま置いておきます。

こっちは助手席側なんですが、これまた治具の見た目はあれですが。。。




強度は十分!!!




たぶん!!!!!!!










あとは、ハブベアリングの交換を行います。


スナップリングとってないのに一緒に抜けてきてぶちまけました。

パチンコ玉が散乱



ゴミです。




インナーレースがハブにくっついてくるのでギロチンプーラーで抜き取ります。



バーナーでカチカチにしてやればすんなり抜けるらしいですが、今回はプーラーで施工しました。


次はベアリングを抜きます。




抜き終わったらブラスト掛けるので内側をマスキング


ハブも軽くブラスト掛けます。。










ブラストがホコリで曇ってうざいのでブロワで、パワー全開集塵仕様に改造しました。


ブラスト掛けたら塗装します。



こっちも。


ナックルはシャーシブラック


ハブはホイールが当たるので薄くシルバーを塗っておきました。


































塗料が硬化したらハブベアリングの交換を行います。



ハブベアリングを圧入していく前にグリスを薄っすら塗っておきます。


古いハブベアリングのアウターレースを治具として使います。

このまま入れると古いハブベアリングまで少し圧入されてしまうので、角をすこし削っておきます。



Cリングをはめたらハブを圧入していきます。



ハブベアリングのインナーレースを押します。


車体に取り付ける前にブレーキキャリパーの取り付け部と、ロアアームを取り付ける面の塗装を剥いでおきます。

塗料の厚みでボルトナット緩みます。

前にシルビアのメンバーを塗装してそのままつけて、走行会一回走ったらほぼ全部のボルトが緩みました。





車体につけてセンターナットもつけてたたいて潰します。

あと、今回に位置に限っての場合ですが、キャリパーを左右入れ替えて取り付けることによってエア抜きブリーダーを上に持ってこれます。

今回はここまで

























次回はブレーキ配管をやっていきます。