2023年8月10日木曜日

GTウイング リペア

 

どうも。レイです。
オークションで一人勝ちしました。





それにはちゃんと理由があります。みんなが手を出さない理由がね。





パット見きれいですよね?




















だけど残念!!!!

そんなことはあるわけないのです!!!!!!!




2023年5月3日施工

さっそくぶっ壊れてるところ直していくぜ!!!


ぶっ壊れポイント① まずはウィング側のマウントが位置変えされてる。しかもナッター打ってボルト固定なんで強度皆無。

外そうにも全然食ってないからボルトも空回り。



もう、サンダーでボルトぶった切ります。

しかもボタンボルトで固定だったのでマウントにめり込んでて横から切れない。仕方ないので縦に切れ目入れてボルトを三千世界にしてやりました。


ボルトは中に落とします。

大丈夫です。あとから回収できます。


そして
ぶっ壊れポイント②
マウントが単純にぶっ壊れてる。


このウィングはおそらくですが、事故車外しか、何かの時に落下させて破損してものだと思います。





ぶっ壊れポイント③
翼端板のナットがいない。


これも破損時に割れてどっかに飛んで行ったのでしょう。





















以上が主なぶっ壊れポイントです。

今回はこれらを修理していきます。


まずは翼端板を両方はずすと、サービスホールがあるのでそこから、中に落ちたナッターの破片を取り出します。縦にして揺すると落ちてきます。

あと、よくみると写真下側のウィング側に亀裂が入っていたので、一回わざと切れ目を入れてそこにガラスマットを入れて補強します。


翼端板固定部はナッターを打って、それをガラスマットでがっちり巻いて固めます。




お次はウィング側のマウントの修理です。




ここは強度が必要なのでカーボンクロスを使います。

今回は綾織。



カーボン用透明樹脂を使います。


まずは材料をカットしておきます。みんなはマスキングとかでばらけないように端を止めてますが、私はやりません。時間短縮!

やらなければもちろん早いんですが、編み目が崩れやすくなるので注意です。もしやるのならば幅の細いマスキングを貼るといいと思います。結局マスキングを貼った部分のクロスは使えないので無駄がでます。



割れている部分を一回切開して、そこにカーボンクロスをこねたやつを一回流し込みます。それで亀裂を埋めてから積層していきます。

基本的には全部ノンパラで最後の仕上げにインパラを使います。



今回は片側8プライ。両方で16プライ積層しました。(マウント片側)

これを反対のマウントにも同じく積層します。

奥で翼端板もなんかやってますが、穴が一つ空いていたのでそれを樹脂で埋めてます。





ブレ止めでワイヤーが付いていたみたいで、それを固定していた穴です。



後日硬化したので削っていきます。



これで強度は出たでしょう。がっちがちです。



そしたら仕上げに透明樹脂をぬって厚みを持たせます。








ウィングに仮付けです。

マウントも移動前の位置に戻しました。純正の固定位置のほうが圧倒的に強度が高いです。ナッターとかではなく、大きめのステーが裏板に入っていてそれにネジが切ってあるので段違いです。



とりあえず今回はここまで。





赤沼まぜそば。





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